新生児ケアについて

生まれたばかりの赤ちゃんのことを新生児といいます。
新生児の場合、未熟児で生まれると保育器に入ることがあります。
多くは出産予定日よりも早くに生まれてきた場合、未熟児で生まれることが多いのです。
未熟児の場合、すぐに手術が必要な疾患を持って生まれてくることも少なくないので、保育器に入れた後でも見回りなどこまめな気配りが必要になってきます。
とくに変化が分かりにくい新生児の場合は、かなり注意して観察する必要もあり、多くの病院では終始誰かの監視の目がある状態になっているそうです。
知り合いの中でも未熟児で生まれた子供は多数いて、保育器に入れられていました。
ですがほとんどの場合は無事に成長し、1名だけは生まれつき心臓に疾患を抱えていました。移植が必要な状態ではなく、手術で良いそうなのですが小学生卒業する少し前くらいに手術をしたそうです。
新生児で生まれても心配するほどのことはなく、大人になっていく子供の方が多いのですが、疾患があると聞けば親は心配でたまりませんでしょうし、また看護する側も他の小児の看護師と協力をして少しの変化も見逃さないようにしなくてはいけません。
生まれたばかりの新生児は、呼吸も分かりにくいので、静かに寝ているとドキドキしてしまうこともあります。
そうかと思えば寝ているのに手足が動いて元気いっぱいの新生児もいますので、目が離せないというのは本当に分かりやすいと思います。
疾患のある新生児が生まれると、当然ながら親は夜も眠れないほど心配になるものです。こういったときに、しっかり親の心のケアをするのも看護師の仕事だといえます。患者だけを診るのではなく、患者を取り巻く環境も視野に入れることが大切であることを忘れないようにしなくてはいけません。